コーヒー生豆は、大きく2分されます。
<アラビカ種>
エチオピア原産で主に高地で栽培され、香味が優れて豊かなであり、環境の変化にデリケートです。産地により土壌や気候の違いで個性が明確に表れる強みと反面、病害や霜害等に弱さを持った品種です。
ブルマンなど日本での高級豆はこの種です。
<ロブスタ種>
コンゴ原産で比較的低高度の高温多湿の土地でも栽培されています。味は重たく平坦で独特な香りがあり(ロブ臭といわれる異臭)苦味が強く安価で取引され、主に日本では缶コーヒーやインスタントコーヒーに使われている。
他に、リベリカ種をはじめ品種改良でいくつかの品種も。
少ない品種(ティピカ種 ブルボン種 カツーラ種 ムンドノーボ種 カツアイ種 ケント種など)
コーヒーベルトがあります。
コーヒーが主に栽培される両回帰線(北緯25度、南緯25度)内の熱帯・亜熱帯地域がベルトです。
栽培は南の開発途上国に多く、コーヒーを消費する北の先進工業国とは好対照となっています。
一般的には、高地で栽培されたコーヒーほど良質とされています。中米ではほとんど栽培地の高度差だけで格付けがされるほどです。
高地のコーヒーが、香り、酸味、コクに勝っているのは、気候が低地に比べて冷涼(年平均気温15~25℃)なため、寒暖の差によりコーヒーの実が締まり、ゆっくりと時間をかけて熟するからだと言われますね。
コーヒー豆の収穫保管年と精製による違いがあります
<収穫保管年にて>
・ニュークロップ : その年に収穫された豆 (新豆)
・パーストクロップ : 収穫され1年を経過した豆
・オールドクロップ : 収穫され2年以上経過した豆
エスプレッソ(深煎り)にはニュークロップが適しています
<コーヒーの精製方法にて>
・ナチュラル(自然乾燥式) : 天日ですね 大量向き
・ウオッシュト(水洗式) : 水洗いはゴミが取れます
・セミウオッシュト(半水洗式) : 両方の良いとこ取り
凄い手間がかかっていますが、豆は凄い安価で取引されています。
フェアトレードが盛んになってきていますが、安く仕入れて高く販売するこのシステム自体は変わらないでしょう。 しかし、・・・・
非常に残念ですが、今日まで日本にて流通されている多くのコーヒーは、商社などの大口取引で、かなり低レベルのコーヒーが主流でしたが、最近は
個人レベル焙煎豆屋さんの努力でオークションに出品されるようなハイグレードなコーヒーも日本でも楽しめるように成ってきています。 消費者の口が肥えた。