エスプレッソマシン（家庭用、業務用）専門店 らぶカプチーノ

コーヒーメーカーとエスプレッソマシンの違いは？

2023/05/30

店舗やオフィスでコーヒーやエスプレッソを提供したいと考えた時、どのようなマシンを導入したら良いのか、悩んでしまう方も少なくありません。

実は、コーヒーとエスプレッソは1つのマシンで作ることができません。
コーヒーはコーヒーメーカー、エスプレッソはエスプレッソマシンで作ります。

そこで、今回はコーヒーメーカーとエスプレッソマシンの違いについて解説していきます。

 

🌟コーヒーメーカーの特徴

 

一般的に「コーヒー」とは、コーヒー豆を挽いてゆっくりとお湯で抽出した「ドリップコーヒー」のことです。
ドリップコーヒーはハンドドリップで入れることができます。しかし、店舗などでコーヒーを提供する場合、味や風味などのクオリティが一定で、効率よく短時間で作ることができる業務用のコーヒーメーカーの導入がおすすめです。

 

＜容量＞
お店のスタイルや目的によって、導入するコーヒーメーカーの容量は変わってきます。

例えば、一杯ずつ淹れたてのコーヒーを提供したい場合は、一杯ずつ抽出するタイプを。
そして、コーヒーを作り置きしたい場合や大人数に提供したい場合は、10カップや24カップなどの容量が大きいものを選ぶようにしましょう。

 

＜サーバー＞
コーヒーメーカーはコップやカップで直接抽出する以外にも、サーバーで抽出することができます。

サーバーには、いくつか種類があります。

①ガラス
ガラスサーバーは透明なので、コーヒーが抽出される過程を直接目で見て楽しむことができ、残量も一目でわかります。
ですが、衝撃に弱く壊れやすく傷つきやすいので扱いには注意しましょう。

②ステンレス
ステンレスサーバーは魔法瓶と同じ構造になっているので、保温性にとても優れています。
コーヒーを作り置きしたい場合におすすめです。
しかし、残量が目で見てわからないので、残ってしまわないようにキチンと管理しましょう。
③ホーロー
陶器のサーバーは保温性が高く、特にデザイン性を重視したい場合におすすめです。
ですが、再加熱できず、中身も見えにくいというデメリットがあります。

 

＜保温機能＞
ホットコーヒーを常に提供したい場合は、保温機能があるタイプのコーヒーメーカーがおすすめです。
保温機能にはヒーター機能とステンレスサーバーの2種類があります。

①ヒーター機能
サーバーを置く部分に保温プレートがあるタイプのコーヒーメーカーは、常に温度を持続することができます。
いつでも温かいコーヒーが飲めるというメリットの一方、ヒーターで加熱し続けるコーヒーは煮詰まってしまい味が落ちてしまうというデメリットがあります。

②ステンレスサーバー
ステンレスサーバーは魔法瓶と同じ仕組みで、コーヒーの温かさを保ちます。
常に加熱し続けないので、味も変わりにくいことが特徴です。
しかし、自然の保温力で温かさをキープしているので、ぬるい場合があるので、コーヒーを提供する際は温度にも気を配るようにしましょう。

 

＜ミル機能＞
コーヒーメーカーは豆を自分で挽いてからマシンに入れるタイプと、豆を自動で挽くミル機能がついているマシンがあります。

ミル機能が搭載されているコーヒーメーカーでは、いつでも挽きたての豆でコーヒーを飲むことができます。粉よりも豆の状態で置いてある方が劣化が少なく、より新鮮なコーヒーを提供することができます。

 

🌟エスプレッソマシンの特徴

エスプレッソはコーヒーの粉を高い圧力をかけて抽出する方法で作ります。
コーヒー粉を蒸気圧により、短時間で抽出するので旨味だけを引き出すことができます。

＜操作方法＞
エスプレッソマシンの操作方法は大きく分けて3つの種類に分けることができます。

①全自動
全自動のエスプレッソマシンはコーヒー豆や粉をセットするだけで自動でエスプレッソを抽出してくれます。ミルクを泡立てる機能が付いたタイプやレシピを登録できるメモリー機能が搭載されているモデルもあるので、ワンオペの店舗や効率よく商品を提供したい方に向いています。
また、自動洗浄機能が付いたものも多く、メンテナンスの手間もほとんどありません。

②セミオート
セミオートタイプは抽出はマシンが自動で行いますが、抽出前のコーヒー粉の計量や、粉をフィルターにつめるタンピングなどは手作業で行います。
手間を楽しみ、好みの味を追求したい方におすすめです。
しかし、淹れ手のレベルが味に直結してしまうので、一定のクオリティを出すまでに時間がかかる可能性があります。

③手動
手動のエスプレッソマシンは作る過程の全てにおいて手作業で行います。
エスプレッソマシンのレバーを操作し、手動で圧力をかけてエスプレッソを抽出するので、こだわりの味を追求したい方は手動タイプがおすすめです。
ですが、手間がかかるので効率よく商品を提供したい場合は向きません。

＜給水方法＞
エスプレッソマシンの給水方法は2種類あります。

①タンク式
タンク式は自分で水を給水するタイプのマシンです。
水道に繋がっていないので、電源さえ確保できればどこでもエスプレッソを作ることができます。移動販売などの店舗にも向いています。
②水道直結式
水道直結式は水道業者に依頼をして設置する必要があります。初期費用がかさみ、持ち運びできないというデメリットがあります。
しかし、浄水器を取り付けているので、いつでも安心で新鮮な水を使用し、商品を提供することができます。

 

🌟まとめ

 

カフェを訪れるお客さんの中には「エスプレッソは濃いコーヒーだから同じマシンでできるのでは？」と思われる方もいらっしゃると思います。
しかし、実際はドリップコーヒーとエスプレッソはそれぞれ違うマシンで作るので、味も風味も違います。

しかし、店舗の事情によって1つのマシンを使って工夫して商品を提供していることもあります。その良い例が、コンビニです。

例えば、カフェラテはエスプレッソを牛乳で割って作ります。しかし、コーヒーマシンしかないコンビニでも、カフェラテを販売しています。
また、エスプレッソマシンしかないコンビニでもエスプレッソを薄めて、アメリカーノタイプとして販売しています。

厳密に言うと、本来の作り方ではないのですが、コンビニでは「気軽にコーヒーを楽しみたい」「カフェラテも飲みたい」というお客さんのニーズに合わせて1台のマシンで工夫して営業を行なっています。

コーヒーメーカーやエスプレッソマシンの導入を検討されている方は、まずは、どういう目的でどんな商品を提供したいかを明確にしてからマシンを選んでみてください。
どのマシンが良いかお悩みでしたら、ぜひお気軽に弊社までご相談ください！

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