エスプレッソはイタリアが本場ですが、近代 シアトルを中心とするアメリカでの流行をもとに
日本にも普及しています。
イタリア系とシアトル系では、飲み方にもそれぞれ独自の傾向がありますが、
最近のブームの火付け役は シアトル系です。。
<イタリア系のエスプレッソコーヒー>
イタリアでは、大半の人はミルク等を加えずにストレートのエスプレッソに砂糖を入れて飲みます。
朝食時にはミルクを加えたカプチーノを飲むことはありますが、大半は、ストレートですね。
エスプレッソの本来の魅力は何といっても、チョコレートのようにとろっとしたコーヒーの適度の
苦味を含んだ旨みと、甘いものとの抜群の相性です。飲み比べたうえで、ストレートブラックの方
が美味しいという方は、それで全く構いません。
しかし、エスプレッソの本当の魅力に出逢えないままかもしれませんね。
同じコーヒーだという先入観は捨てて、普通のコーヒーをブラックで飲んでいた人も、
一度はスプーン1~2杯の砂糖(ズッケロ)を入れて飲んでみてください。
イタリアでは砂糖が底に溶け残るくらい入れて飲むことが一般的、本当の魅力を味わえますから。
・香りお楽しむ一口
・ボディのコクを楽しむ一口
・余韻を楽しむ一口
この3口で飲んでしまいますが、残った砂糖をデザート感覚で舐めます。
余韻を30分くらい楽しむ・・といいますが。。
ブレイクタイムとして勉強や仕事の合間にお茶感覚で飲むならドリップコーヒー、
食後のデザート感覚や気分転換に飲むならエスプレッソと、双方は別の飲み物と思って楽しんだ方が
お互いの魅力を楽しめると思います。
<シアトル系のエスプレッソ>
豆の輸入都市であるシアトルをはじめとする北米では、ストレートのエスプレッソを注文する人は少なく、
カフェラテやカプチーノのようにミルクとあわせたエスプレッソを楽しむ方が多いようです。
チョコレートやホイップクリームやフレーバーシロップ等との組み合わせた応用エスプレッソの
バリエーションが豊富な事がその要因ですね。
好みのオプションを追加して自分独自のエスプレッソをオーダーする人も多くいますので、エスプレッソ
の楽しみ方が国により大きく違いますね。
昔から頑固にイタリア系のエスプレッソコーヒーを楽しんでいた方にとっては、最近のシアトル系の
エスプレッソは亜流だとか邪道だと思う人がいます。
しかし、どちらの飲み方もそれぞれの地域の人々のコーヒーの楽しみ方です。
どちら本流、正道という話ではないので、オリジナルな自分の好みのエスプレッソを楽しむことを
わたしは薦めます。